1月21日『湘南natureチャンネル』

1月21日『湘南natureチャンネル』
湘南のファーブルこと日本生態学会会員・茅ヶ崎野外自然史博物館顧問/岸一弘氏、
1級ビオトープ計画・施工管理士/岸しげみ氏等生態学専門家による自然情報番組
1部:「冬越しの虫たち」(20分ほど) ポンちゃん人形さん
2部:「ブータンシボリアゲハの謎に迫る」
幻の大蝶ブータンシボリアゲハの生存を約80年ぶりに確認した調査隊隊長・原田基弘さん
ナチュラルイラストレーター・森上義孝さん


Video streaming by Ustream

ポンちゃん人形さんブログ
http://ameblo.jp/yugatayakan/
公演情報など詳しく載ってます。

次回2月18日放送です。

以下1部:「冬越しの虫たち」参考資料です。
録画(冒頭20分ほど)とあわせてご覧頂けたらと思います。
〈昆虫の冬越しについて〉
◆卵で越冬◆

ヤママユ

ヤママユ


↑ヤママユ(クヌギ・コナラ・クリなどブナ科)

ササキリ

ササキリ


↑ササキリ
ササキリはキリギリスの仲間です。
本州(関東以西)四国、九州の平地~低山地に分布しています。ササ類の茎に産卵管を差し込んで産み付けます。
上の写真は皮をはずして中を見たところ。楕円形の薄茶色の卵が見えます。

ウラゴマダラシジミ(イボタノキ)

ウラゴマダラシジミ(イボタノキ)


↑ウラゴマダラシジミ(イボタノキ)
低地にすむゼフィルスです。湘南では減少しています。

◆幼虫で越冬◆

ベニシジミ

ベニシジミ


↑ベニシジミ
スイバは日当たりのよい田んぼの畦などにはえる酸っぱい葉っぱの植物です。若い葉は紫紅色で、成長すると緑色になります。
スイバを食草とするベニシジミは幼虫で冬を越しまが、体はスイバの両方の色が入っていて感心します。
ベニシジミはオレンジ色が目立つ小さな蝶です。

ゴマダラチョウ

ゴマダラチョウ


↑ゴマダラチョウ
エノキが落葉するとゴマダラチョウの幼虫も木から下りて枯れ葉の裏に糸をはいて体を固定し、冬を越します。体色も枯れ葉色になります。春が来て、葉が茂ると木を登り、体も緑色に変わります。

コミミズク

コミミズク


↑コミミズク
コミミズクの幼虫です。コミミズクといってもフクロウの仲間ではなく、口吻で汁をすうセミやカメムシの仲間です。枝の分かれ目などでじっとしていると上手に枝に溶け込んでいますね。
写真中央枝下に張り付いています。

◆蛹で越冬◆

↑イラガの繭(左) ・ナガサキアゲハの蛹(右)
この中で前蛹の状態で越冬します。


↑モンシロチョウの蛹
畑で育った幼虫は、越冬場所にブロック塀を選びました。鳥に見つからず無事に成虫になれますように。

◆成虫で越冬◆

↑キタテハ
キタテハも枯れ草のボサの中で越冬中。


↑クビキリギス
バッタやキリギリスの仲間の多くは冬が来る前に死にますが、クビキリギスは成虫で冬を越します。
褐色タイプもいます。頭がとがって口はオレンジ色。


↑キタキチョウ
キタキチョウも成虫で越冬します。


↑ムラサキツバメ
ムラサキツバメはたくさんで寄り沿って越冬中。


↑エサキモンキツノカメムシ
エサキモンキツノカメムシは落葉の裏で越冬します。


↑ナミテントウ
ナミテントウの集団越冬


↑フユシャク類
フユシャク類は寒い季節に出現し、繁殖する変りものです。敵の少ない時期を選ぶことが生き残りの戦術です。
オスは翅がありますが、メスはないか退化して飛べません。フェロモンでオスを呼び交尾します。
写真はチャバネフユエダシャクのメスです。